blog炎上に関する紀藤弁護士の見解がおかしい

http://www.j-cast.com/2009/02/06035584.html

ネット上の問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、2009年2月6日発行の東京スポーツの記事で、ブログなら削除やコメント禁止などの対処法があったため、警視庁が名誉毀損の疑いのある18人を逮捕せずに、書類送検する方針に留めたとの見方を示している。スマイリーさんが対処不可能な2ちゃんねるなどへの一方的な書き込みなら、逮捕していたはずだというのだ。

この見方はおかしい。
要約すれば「対処法があるのに対処を講じなかったので、逮捕せずに、書類送検する方針に留めた」という見方なのだが、例えば「鍵付きの玄関だが鍵をかけなかった結果、泥棒に入られた」という場合でも、警察は犯人を特定しても逮捕せずに書類送検に留めるというのか。もっと極端な話をすれば、"「ナイフで刺す」と脅迫される→実際に腹をナイフで刺され死亡→「腹に週刊少年ジャンプを仕込むなどの対処をしなかったので書類送検に留める」"コンボが発動できてしまうように思える。

書類送検に留めるかどうかを、"対処を講じたかどうか"で決めてしまうのは適切でないと思う。
この事件が書類送検に留まったのは別の理由があると思う。